2007年08月19日
（飛行船：４２２） ツェッペリンアルバム第２集（１）
第１集に引き続き、ツェッペリン・アルバム第２集を連載することにした。
タバコカードのアルバムが好評だったので、後になって発行されたものであろう。
詳細な目次はついているが、奥付に当たるものは見あたらない。
スタイルはオリジナルを踏襲している。
カード写真は１５６枚で、すべて目次に番号と見出しがついている。
大判は空軍大臣ゲーリング、戦死したシュトラッサー海軍中佐の慰霊牌、ロンドン空襲航跡図、海上を往くグラーフ・ツェッペリンを描いた絵画、垂直尾翼の左右面別に描かれた色刷り国籍記号の５枚である。
それに最初の極東飛行のログブックが一枚の表にまとめられたものがついている。
３〜４時間毎に高度、気温、風向、風速、天候、平均時速、現在地、備考、註記などが収録されている。
大きく次に示す１２部構成となっている（括弧内は貼付写真枚数）。
第１部：第一次大戦の軍事飛行（１２枚）
第２部：１９３１年の北極飛行（１８枚）
第３部：１９３０年のスカンジナビア飛行（１８枚）
第４部：１９２９年のオランダ飛行（９枚）
第５部：バルカン飛行（３枚）
第６部：１９２９年の極東飛行（６枚）
第７部：スイス飛行（２４枚）
第８部：１９２９／３１年のオーストリア飛行（１２枚）
第９部：１９３０年のスペイン飛行（１２枚）
第10部：１９３１／３２年の南米飛行（１２枚）
第11部：１９３３年５月３０日のローマ飛行（１２枚）
第12部：１９３３年５月１日のドイツ国内飛行（１８枚）
なお、第３集は「ヒンデンブルク」特集として発行されたが、発行後まもなくレークハーストの惨事があり、販売が中止されたためコレクターの垂涎の的になっているらしい。
このブログでは現在連載中の「エッケナー博士とツェッペリン飛行船」と並行して掲載する予定である。
ちなみに、１９２９年の今日、８月１９日は「グラーフ・ツェッペリン」が東京（霞ヶ浦）に着陸した日である。
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