2007年08月02日
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『世界の艦船』創刊５０年
（創刊号(昭和３２年９月号)）
（通巻６７９号(平成１９年９月号)）
５０年前の８月上旬、『世界の艦船』創刊号(昭和３２年９月号)が店頭に並んだ。
表紙には昭和３２年８月５日印刷、同８月１０日発行、第１巻第９号とあり、定価は１２５円であった。
それからちょうど半世紀が過ぎ、手元には平成１９年９月号がある。
黄色い表紙にモノクローム写真の時代が続いたが、現在は全面カラー写真の表紙になり、僅かに『世界の艦船』の黄色いロゴに昔日の面影を残すのみである。
創刊してしばらくの間、発行日が遅れてやきもきしたものである。
しかし、同誌は合併号で辻褄を合わせることはしなかった。
創刊の頃は、まだ高校生であった。
それから船舶工学科に進学し、造船設計技師になり、開発研究部門に移り、社内研修所の専任講師として単身赴任し、定年を前に地方の大学に移籍し、大学で勤続１０年を期に退職した。
その間、いろいろなことがあったが、思い出すと皆懐かしい思い出である。
ある冬、近所で５０戸以上消失した大火があった。
当時単身で住んでいた我が家は隣から火を貰って窓ガラスが熱で割れて飛んだが、その中で雑誌・書籍を外に積み上げていた。
火事の収まった頃雪が降ってきたときはちょっと弱った。
そのとき、どう対処したのか記憶にはないが、それでも１冊の欠落もなく揃っているのが不思議である。
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