2007年07月09日

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(飛行船:382) 南に向かうNT(JA101Z)

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昨日飛来していたツェッペリンNT(JA101Z)が鹿児島に向かう出発時刻が早まったとの情報で午前6時に出島に向かった。

今日は確実に降るという天気予報で、出発を繰り上げたのである。

既にエンジンは起動しており、グランドスタッフがキビキビと動いていた。
水溜まりに白い船体を写していたが、昨日はグランド整備中、上空でホバリングして待っていたという。

ゴンドラ側面の「災害復旧協力中」の文字は消されていた。

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これから鹿児島に行って化粧直しをするので今は白無垢である。

ドイツから来たデザイナーが衣装替えをするという。

フリードリッヒスハーフェンの同型船(3隻目)「D−LZZF」にマイナウ島をイメージしたトロピカルな絵を描いたデザイナーであろうか?

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操縦席では2人の乗務員が何かを見ながら打ち合わせをしている様子である。
天気図でも見ながら経路を相談しているのかもしれない。

客席に人は乗っていないようである。

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6時32分にムアリング状態のまま船尾を持ち上げた。

サイドスラスターは上にチルトしている。

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6時38分、リリース。

出発予定時刻は0700と聞いていたが、ちょっと早くなった。

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そのままゆっくり浮揚する。

背景に見えているのは出島に整備中のコンテナヤードである。

クルーズ客船の接岸する大型船バースが手狭なためシフトするらしい。

右では既にモービルマストカーがマストを収納し始めている。

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所定の高度に上がったNTは広島港のランドマークである似島に向かって前進を開始した。

埋立地の沖には堤防が構築されていた。また埋め立てられる様である。

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やや右に転舵して宮島方面に向かった。
午前6時40分であった。

当初予定されていた9時半には雨が降り出した。
予定変更は良い判断であった。

UW(「安航を祈る」の国際旗流信号)

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