2007年06月02日
(飛行船:344) 丁亥飛行船紀行(29) シュトゥットガルト(終章)
メルセデス・ベンツ博物館を堪能して館外に出ると昼を過ぎていた。
ここはブンデスリーガのVfBシュトゥットガルトの本拠地であり、近くに立派なサッカースタジアムがあった。
その傍には練習用サッカー場とクラブハウスがあり、そこにでサッカー・グッズも売っており、レストランもある。
そこでちょっと遅い昼食を摂った。
せっかくだから、この地でこの時期の旬を食べたいと思い、アスパラガスを食べてみた。
もちろん、ビールも・・
どちらも旨かった。
良い時期に来たのだと思う。
ここにはポルシェ博物館もある。
ポルシェ本社は新しいビルを建設中であったが、なかなか斬新なビルになりそうである。
博物館は裏にあった。
これも新しく建て替え準備中であった。
メルセデスの博物館と較べると規模は小さいが、展示車は皆それなりのものである。
博物館を出て宿舎に向かった。
シュトゥットガルトの街はドイツにしては起伏が大きく、坂が多い。
バーデンヴュルテンベルクの州都であるこの街には様々な路面電車が走っている。
狭軌の車体と広軌の車両を併用しているので、路面の軌条は3本である。
ホテルはシュトットガルト中央駅前のシュタイゲンベルガー・グラーフ・ツェッペリン・ホテルである。
表通りに面した大きく明るい部屋である。
コンスタンツのインゼルホテルのチェーン店のようである。
部屋に置いてあったチョコレートにも飛行船が描かれていた。
窓の外の中央駅塔上には大きなメルセデス・ベンツの社章が辺りを睥睨していた。
一休みして街に出てみた。
中央駅の前からケーニッヒ通りという大きな歩行者専用道があった。
ここにもマロニエが咲いていたが、街の閉店時間は早く、歩いている人は少なかった。
数百m行くと宮殿広場に出た。
新宮殿は、現在州政府が置かれており、旧宮殿は州立博物館になっているそうである。
広場に面してケーニッヒスバウという立派な建物があるが、マーケット街のように使われていた。
この街には州立劇場、州立絵画館などがあり、さすがにバーデンヴュルテンブルク州の州都という貫禄がある。
ツェッペリン社は建設機械も作っているらしく、道路工事中の路地では工事用車両も見かけた
この日は街で食事をしようと歩き回ったが、結局タイ料理の店でビールを飲みながらの食事となった。
翌3日、ホテルをチェックアウトしてフランクフルト空港に向かった。
道路工事による渋滞を予測して10時にシュトゥットガルトを出たが、比較的順調に走り、昼前に空港に到着した。
メルゼデス・ベンツも運転手君もよく頑張ってくれた。
さすがにフランクフルト空港である。
ルフトハンザイエローが目立つ。
フライトまで時間があるので構内のビアテラスで腹ごしらえをした。
ここのビールはベックスであった。
15時頃機内に乗り込んだ。
帰りもドバイ経由のエミレーツ航空である。
ヨーロッパから直行便ではちょっと長すぎるので、ドバイで降りて腰を伸ばせるのはありがたい。
今回も、収穫の多い、実に楽しい旅であった。
[丁亥飛行船紀行 おわり]
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