2007年05月29日
(飛行船:340) 丁亥飛行船紀行(25) コンスタンツ(3)
前々回掲載したフロントロビーの奥から、まっすぐ東に延びた回廊の正面はボーデン湖に開けた裏庭に通じている。
室内と青空はコントラストが強すぎるので、この写真は少し柔らげてみた。
その回廊に出た左側は芝生の中庭になっていた。
柱の列が美しく、13世紀に建てられたドミニカ修道院であったことが偲ばれる。
回廊の壁には壁画が描かれていた。
これは伯爵家時代に描かれたものであろう。
ホテルに改装されたのは1875年と言うから130年も前のことである。
回廊をまっすぐ外に出るとオープンテラスになっていた。
外に出る前に左側を見るとダイニングである。
右に曲がった突き当たりの部屋で硬式飛行船の父、フェルディナンド・ツェッペリンが生まれた。
今はホテルのメインバーになっていて、中央のカウンターには両側から10人程度着席出来そうである。
部屋の内外にはフェルディナンド・ツェッペリン伯爵に関する額が掲げてある。
レセプションから表に出て、時計回りに周りを歩いてみた。
木立の中に駐車場は充分にある。
自転車を置いている人も居た。
凄い車もあった。
我々が散歩しているとき、初老の夫婦が駐車して降りた車はベントレーであった。
ちょっと離れて、蔦に覆われたクラブハウスのような建物もあった。
バーもあるようであるが、業務用にも使っているのかもしれない。
部屋からの眺めであるが、インゼルホテルの遊歩道には手摺りに浮き輪も掛かっていた。
ボーデン湖はこの左からライン川となってウンターゼーに流れ込み、その先はシャフハウゼンのラインの滝となる。
対岸は湖岸通りで、ビーチがありその先にヨットハーバーもある。
ホテルの東側は湖に面したオープンカフェになっており、そこを通り過ぎると木立があり野鳥の楽園のようであった。
その木立に囲まれて水泳用プールがある。
港に隣接する市民公園とは小さな水路で隔てられている。
野鴨が雛を育てていたのはここである。
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