2007年05月27日
(飛行船:337) 丁亥飛行船紀行(23) コンスタンツ(1)
楽しい遊覧飛行であった。
10時半ころ、DZRでタクシーを呼んで貰ってフリードリッヒスハーフェンの宿をチェックアウトした。
メーアスブルクからフェリーでコンスタンツへ移動である。
ドライバー氏にちょっと待って貰い、メーアスブルクのツェッペリン博物館に寄って管理人のタンテに別れの挨拶をして、エッケナー博士の塑像と一緒に記念写真を撮った。
実は、ここに何冊か展示してあるエッケナー博士の著書が欲しかったのである。
タンテは、展示物だから売れないという。
フリードリッヒスハーフェンの書店にはいろいろあると、書店のアドレスをメモしてくれた。
ドライバー氏はにこにこして待っていてくれた。
坂を下りればコンスタンツへのフェリー乗り場である。
上の写真で右、駐車場の木立の手前、青と黄の幟の向こうに旧城の塔が見える。
この日も良い天気で、フェリーにはヨットが併走していた。
丘の斜面は葡萄畑である。
今度の船名はコンスタンツ、来るときもそうであったが目的地の地名である。
車はほぼ満載であるが、積み残しは殆どないようである。
便数が多いのであろう。
今日も飛行船はボーデン湖西コースを飛んでいた。
コンスタンツ・マイナウを巡るコースは人気があるのであろう。
時刻は正午をまわっていた。
13時前に宿舎に着いた。
ここは修道院であったものをツェッペリン伯爵家が購入して住んでいた館で、フェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵はここで生まれている。
フロントのロビーである。
チェックインまでに間があるのでコンスタンツの街を歩いてみた。
ライン河畔は遊歩道になっていた。
川口のラインの塔から歩いてゆくと小さな連絡船が追い越して行った。
その下を連絡船が通るからだろうか、かなりキャンバーの大きい歩道橋が架かっていた。
ここの人は、これを自転車に乗ったまま超して行く。
やみくもに歩いても疲れるので街路樹のある大きな道路を南に下った。
段々と人通りが多くなり、マルクト広場のようなところに出た。
人々はオープンカフェでソフトクリームを食べている。
人の流れに沿って東に行くと鉄道線路の下を抜けて港に出た。
ボーデン湖巡りの遊覧船が頻繁に出入りしていた。
この小さい遊覧船の船首には「シュヴァーベン号」と船名が見えた。
振り向くと観光客でいっぱいである。
昼を食べていなかったことを思い出すと空腹をおぼえたので、写真中央の赤い円錐屋根のレストランに入った。
古くからそこにあったような人手不足のレストランでゆっくり休憩した。
出てから気がついたのであるが、そこはコンスタンツ中央駅のプラットホームになっていた。
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