2007年05月06日
(飛行船:316) 丁亥飛行船紀行(2) チューリッヒ(1)
ドバイを飛び立ったエミレーツ機は6時間40分後にチューリッヒ郊外クローテンにある空港に着陸した。
ドバイとの時差は2時間なので到着時刻は13時20分である。
主輪が接地したとき、客室で期せずして拍手が起こったのは微笑ましかった。
宿舎はバーデナー街のクラウンプラザホテルで、昨年末にインターコンチネンタルホテルから名前が変わっていた。
通りの向かい側はシトロエンのディーラーである。
駅からも市の中心部からも近く、ホテルの前にはトラムが走っている。
部屋で一休みしてから街に出掛けてみることにした。
ここのトラムには1日乗車券と言うのがあり、ホテルのカウンターで買えるそうなのでこれを使ってみることにした。
これを最初に利用するとき、停留所の端末に食わせると利用開始の日時がプリントされる。
それで有効になるわけであるが、乗るときも降りるときも誰に見せるわけでも端末に通すわけでもない。
最寄りの停留所である。
トラムは3方向から頻繁に通っている。
通りには赤・白のマロニエが甘い香りを漂わせていた。
和名はセイヨウトチノキと言うらしい。
トラムは頻繁に走っているが、新しいのも古いのもある。
我々の乗ったのは古い方らしく、座席の背板は合板であった。
各駅停車で、乗るときも外からボタンを押さなくてはドアが開かない。
ワンマンで運行しているが、どのドアからも自由に乗り降りしている。
不思議な乗り物である。
パラデ広場というところで降りてみた。
フラウミュンスターのすぐ傍である。
ここからバーンホフ通りを湖岸通りまで歩いてみた。
路地には古きよき時代の米国車が駐車していた。
ここもマロニエの並木道である。
初夏の到来を告げる花が咲いていて爽やかであるが、花粉アレルギーの人にはつらいものがあろう。
メッサーシュミットの様なマイクロカーも走っていた。
湖岸通り近くの緑地には移動遊園地が賑わっていた。
湖岸に出て、遊覧船乗り場からウート湖岸通りを見ると家族連れが沢山出ていた。
右の建物はアンバサダーホテル、左はオペラハウスである。
湖面にはヨットが走り、遊覧船が行き来していた。
ここはもうすっかり初夏である。
地元の人に訊いたら、異常気象だという。
雨が降らないので今から水不足の心配をしていた。
"(飛行船:316) 丁亥飛行船紀行(2) チューリッヒ(1)"へのコメントはまだありません。