2007年03月12日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
(飛行船:270) ツェッペリンアルバム(写真:第148回) 写真237 −フリードリッヒスハーフェン−
[237枚目:フリードリッヒスハーフェン]
ボーデン湖上空から撮影したフリードリッヒスハーフェンの街である。
この写真は貼るときに失敗したものらしく下辺に糊の跡が残っているのが残念であるが、良い写真である。
右手前に突きだした木立の中のツインタワーはシュロスキルヒェの教会である。
ツェッペリン伯爵が最初の飛行船「LZ-1」を組み立て、浮揚させたのはこの写真の左手前、マンツェル沖に浮かべた水上格納庫からであった。
写真の左奥、なだらかな芝生の中に立つ2棟の格納庫はツェッペリン飛行船製造の建造用格納庫である。
「LZ-127:グラーフ・ツェッペリン」は右に見える大きい第2格納庫で建造された。
この格納庫の内容寸法制限が長さ240m、幅42m、35mであったため、設計主任のルードヴィッヒ・デュア博士は新造飛行船LZ-127の長さを236.6m、直径30.5m、ゴンドラを含む全高は33.5mにまとめるためにゴンドラ部分を主船体にめり込ませた。
「グラーフ・ツェッペリン」のあのスマートな外観はこうして生まれたのである。
(後年建造された「LZ-129:ヒンデンブルク」と見較べるとよく判る。)
"(飛行船:270) ツェッペリンアルバム(写真:第148回) 写真237 −フリードリッヒスハーフェン−"へのコメントはまだありません。