2007年02月12日
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(飛行船:242) ツェッペリンアルバム(写真:第120回) 写真191 −フェルナンド・デ・ノロニャ−
[191枚目:フェルナンド・デ・ノロニャの岩の尖塔]
南米大陸が南緯5度から10度の辺り(ペルナンブコのレシフェ近く)で最も東に迫り出した、その北東沖にフェルナンド・デ・ノロニャ諸島がある。
ここはブラジル領であるが、当時流刑の島であった。
現在は合衆国のミサイル追跡レーダーを設置した基地になっていると言う。
美しい緑で覆われているが、海岸の大部分は切り立った絶壁で、浜になっているところは巨大な鮫が棲んでいた。
「グラーフ・ツェッペリン」は、この後何度かこの上空を通過しているが、ハロルド・ディックの著書「飛行船の黄金時代」によれば7〜8mの鮫が目撃されたそうである。
この写真にはそこに指のようにそそり立つ岩の尖塔が写っている。
私が初めて、伊豆のはるか南の海で孀婦岸を見たときの驚きに勝るものがあったであろう。
ヨーロッパから南米に飛行するときに、赤道通過後初めて見る島である。
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