2007年02月08日
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(飛行船:237) ツェッペリンアルバム(写真:第116回) 写真186 −マサロン湾−
[大西洋三角航路図]
訪英飛行の次は、ツェッペリン飛行船の主要航路の一つであった南米航路である。
このアルバムも第12部となる。
南米に住んでいるドイツ移民も多いので、ツェッペリンの飛行船も、ルフトハンザの飛行艇も南米航路を運航していた。
乗客もさることながら、郵便ルートを確保することは重要な使命であった。
まだ飛行艇が大西洋を無着陸で横断できなかった当時、大西洋にカタパルトを装備した中継船を配置してまで郵便物を届けていた(『南十字星』:「蒼空を往くクルーザーの伝説」参照)。
[186枚目:南スペインのマサロン湾]
1930年5月18日、「グラーフ・ツェッペリン」はエッケナー博士の指揮のもとに乗客22名、乗員43名で飛び立った。
今回の飛行はフリードリッヒスハーフェン・リオデジャネイロ・レークハーストを結ぶ三角航路である。
シャフハウゼン・バーゼル・ブザンソン・リヨンを通り、ローヌ川沿いに地中海に出て、スペイン南東岸にそって南下した。
この写真はカルタヘナの西にあるマサロン湾である。
このあと、飛行船は19日の9時42分にアルメリアに到達した。
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