2007年02月07日
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(飛行船:236) ツェッペリンアルバム(写真:第115回) 写真185 −ロンドン上空のG38巨人旅客機−
[185枚目:ロンドン上空を飛ぶユンカースG38]
「グラーフ・ツェッペリン」訪英飛行中に、当時としては桁違いの大型陸上旅客機に遭遇したときの写真である。
その巨人機は就航したばかりのユンカースG38である。
ユンカース考案の波形板を採用した全金属単葉機で、ユンカースL88a水冷V型12気筒(800HP)を4基搭載した主翼の翼厚は1.7mもあった。
全幅44m、全長23.2m、全備重量は21200kgとされている。
乗員7名で乗客定員は34名であった。
「グラーフ・ツェッペリン」完成翌年の1929年に初飛行し、30年にルフトハンザに引き渡され、31年にベルリン・ロンドン間に就航した。
名機100選にも選ばれる1919年製の全金属低翼単葉旅客機ユンカースF13は乗員2名で乗客4名を乗せていたことを考えるとその巨人機ぶりが想像できる。
F13は300機以上生産されたが、G38はあまりに大きすぎたので生産機数は2機に留まった。
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