2006年12月07日

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(飛行船:178) ツェッペリンアルバム(写真:第58回) 写真76 −LZ127 エンジンゴンドラの取り付け−

Bild76.jpg
[76枚目:側部エンジンゴンドラの取り付け]

この写真は前方右舷エンジンゴンドラの設置状況を示している。

主船体からこのゴンドラに乗り移る梯子は折りたたみ式になっていて、側方通路の昇降口で自動的に開閉できる。

このエンジンゴンドラを支持する木製の架台は設計図に合わせて前後・左右位置と高さを調整されたものである。

船体から吊り下げられるので飛行中は大きな空気抵抗を生じる。
このためゴンドラの形状もなるだけ流線型に整形され、主船体から乗り移る梯子も収納された状態で水滴形に収まるようになっていた様である。
但し、その詳細はこの写真では判らない。

550馬力のマイバッハエンジンを搭載するのでゴンドラ床の剛性も持たせねばならないし、その推力を主船体に伝達する支柱の強度も要求される。
与えられた重量でエンジンゴンドラの設計をまとめ上げるには多くの軍用飛行船を建造した経験が蓄積されていたのであろう。


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