2006年12月03日
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(飛行船:174) ツェッペリンアルバム(写真:第54回) 写真72 −リングの建て付け−
[72枚目:リングの組み立て]
この写真は前回、前々回の写真と同様に木製の架台上で組み立てられ、その後、同じように組み立てられた補助リングと共に垂直に直立させて縦通材と接合される工程を示している。
メインリングとその間の補助リング2本の間で縦通材のクラックの進展を防ぐために長さ約5mの矩形部分を設け剛性を上げて、網状に張られた鋼索でガス嚢が直接外板に圧力をかけることを防いでいた。
飛行船が完成したときには、長さ・幅・高さともこの建造用格納庫いっぱいの大きさになるので組立の手順は綿密に検討されたことであろう。
一つでも順番が違うと何段階も前の工程まで解体してやり直すことになる。
各リングの真円度、長さ方向の中心線など建造中の基準となる線や点は組立の過程で如何に形状や精度の管理がなされていたのか不思議に思える程である。
出来上がった構造物はそれなりに安定してくるが、空中で組み立てる段階では非常に不安定なものである。
建造用格納庫それ自体が寸法や形状を保持する巨大な治具の様な存在であったのであろう。
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