2006年12月01日
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(飛行船:172) ツェッペリンアルバム(写真:第52回) 写真70 −グラーフ・ツェッペリンのメインリング鋲締め−
[70枚目:「LZ-127」のリング角の鋲締め作業]
アルバムも70枚目になり、建造中の「LZ-127:グラーフ・ツェッペリン」建造中の写真を集めた第4部になった。
この写真は中央部メインリングの角を鋲接しているところである。
このような飛行船建造中の写真はこれまでに何枚か見てきたが、どの写真にも写っている作業者が非常に少ないのが不思議である。
軽合金の型材を鋲接したり、金属板に軽目孔を開けたりする人海作戦の代表のような飛行船建造現場だと思うのに、休日に出勤して誰もいないところで誤作部分の手直しをしているような写真しか見たことがない。
離陸・着陸時の写真には地上支援要員が100人も200人も写っているのと対照的である。
「LZ-127」の建造にあたってはリベット打ちに初めて圧搾空気打鋲が採用された。
経済性と工事の正確さを意図してのことであった。
写真はメインリングの圧搾空気式鋲打ちハンマーによる打鋲作業を示す。
リングの角には縦通材を固着するフランジが見える。
当時の職工は皆、鳥打ち帽をかぶっていた。
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