2006年11月14日
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(飛行船:149) ツェッペリンアルバム(写真:第37回) 写真54 −L120の操縦ゴンドラ−
[54枚目:「ボーデンゼー」の操縦ゴンドラ]
「LZ-120:ボーデンゼー」のゴンドラを正面から撮った写真である。
ゴンドラの形状はスマートであるが、まだ「LZ-127:グラーフ・ツェッペリン」のようには空力学的に洗練されているとは言えない。
操縦室の後には航法室があり、その後方は客室になっていた。
ゴンドラ両側にはサンドバラストの袋が見える。
ゴンドラがいかにも小さい。
20人の乗客にとってフリードリッヒスハーフェン・ベルリン間6時間の飛行は楽ではなかったであろう。
現在のジェット旅客機のようなエコノミック症候群の虞はないであろうが、エアコンもなく籐椅子に座りっぱなしであった。
それでも何時も予約は満席であった。
時には立ち客を含め30人も乗せて運航したこともあったという。
船内ではワインや軽食のサービスが行われていたと言われているがラウンジを設けるスペースもなかった。
建造後船体を10m延長する改造が行われたが、このとき一等キャビンが増設されている。
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