2006年11月30日
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(飛行船:171) ツェッペリンアルバム(写真:第51回) 写真69 −着陸するロサンゼルス号−
[69枚目:着陸する「LZ-126」]
空気力学的に洗練された「LZ-126」がフリードリッヒスハーフェンに着陸するところである。
大戦前のツェッペリン飛行船に較べて空力学的に洗練された形態に注目されたい。
「LZ-126」は1924年8月27日に初飛行をし、その後南ドイツ、スイス、北ドイツを越えてスェーデンに飛行している。
1924年10月12日にエッケナー博士の指揮で合衆国海軍に引き渡すため北アメリカに飛び立った。
エッケナー博士にとっても初めての大西洋横断飛行であり、緊張の連続であったことであろう。
北大西洋を越える8000km以上の長距離を3日と9時間で踏破し、10月15日にニューヨーク近郊のレークハースト飛行船基地に到着している。
この時点までに「LZ-126」は139時間、距離にして12942kmを飛行しており、長距離の交通手段として最も適したものであることを証明した。
「LZ-126」はここで米海軍の「ZRⅢ」となり「ロサンゼルス」と命名された。
ここで水素を抜いてヘリウムガスが充填されたが、ヘリウムのコストは水素の数十倍であったという。
このあとグッドイヤー・ツェッペリンで1936年に建造された「ZRS4:アクロン」、1938年に建造された「ZRS5:メーコン」の喪失後まで就役し、ニュージャージー州レークハーストの第一格納庫で1939年暮れに解体された。
W.F.Althoff著「SkyShips」に解体中の写真が何駒か掲載されている。
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