(旧)紺碧の海

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（飛行船：１２８）　ツェッペリンアルバム（写真：第１６回）　写真３１ −ＬＺ１７「ザクセン」−

• bremen
• 06:18
• カテゴリー:飛行船

［３１枚目：旅客用飛行船「ザクセン」１９１３年］

「ＬＺ-１７：ザクセン」は「ＬＺ-１０：シュヴァーベン」・「ＬＺ-１１：ヴィクトリア・ルイゼ」・「ＬＺ-１３：ハンザ」とともに第一次大戦が始まるまでにDelag（ドイツ航空輸送会社）の遊覧飛行で人気を博していた。

柘植久慶著「ノスタルジック写真集：ツェッペリン飛行船」（中央公論社１９９７年刊）には『１９１４年の第一次世界大戦勃発までに、４隻の商業飛行船はフル稼働を続け、１６万キロメートルを飛行、実に３万４０２８人の乗客を運んだのである。』と記述されている。

下のポスターは B.Waibel,R.Kissel共著「Zu Gast Im Zeppelin」（ツェッペリン博物館１９９８年刊）に掲載されたポスターである。

ハンブルクの街を背景に飛ぶ飛行船が描かれている。
上辺に Deutsche Luftschiffahrs-Aktien-Gesellschaft ( Delag )の社名が誇らしげである。
また、下を見ると北ドイツロイドとともに海運の名門であった Hamburg-Amerika Linie( Hapag ) が客扱いをしていたことが判る。

現在、HAPAG は NDL（北ドイツロイド）と合併して Hapag-Lloyd として客船事業（クルーズ）を行っている。