2006年10月16日
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(飛行船:117) ツェッペリンアルバム(写真:第6回) 写真11〜12 −LZ4−
[11枚目:LZ 4 1908]
「LZ 4」は1908年6月に完成した。
軍用として採用されることが決まっており、陸軍と海軍が試験飛行に立ち会うことになっていた。
7月1日に24時間連続飛行に先だってスイスへ長距離飛行を行って大成功をおさめ内外の評価が高まった。
このときはシャフハウゼン・ルツェルン・ツーク・ホルゲンパス・チューリッヒを回る12時間連続飛行である。
8月4日、ライン川沿いにバーゼル・シュトラスブール・シュパイヤー・マンハイムと飛行を続けた。
ウォルムスの直前で前部ゴンドラのエンジン故障のためライン川で停船しエンジンの修理を終え、深夜に離陸した[LZ 4」はシュトゥットガルトの南、エヒターディンゲンで不時着してしまった。
ダイムラーからエンジン部品を取り寄せて修理を行うことになり、準備作業中に吹いた突風で飛行船は引きずられガスに引火して炎上してしまった。
[12枚目:エヒターディンゲンにおけるLZ 4 1908]
無一文になった伯爵の元へ全国から励ましの手紙と寄付金が寄せられた。
そのなかには10万マルクもの大口の寄付もあったが、幼い少女からの7プェニッヒの
寄付もあったという。
最初冷笑されていた伯爵はこのとき全ドイツの信望を集める存在になっていた。
このあと600万マルクの基金を得てツェッペリン飛行船有限会社が設立される。
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