2006年10月04日

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(飛行船:109) マスト繋留中の2代目「グラーフ・ツェッペリン」

LZ130_color.jpg

飛行船の空中繋留と接地繋留の違いを示すためにLZ-130「グラーフ・ツェッペリン」の繋留状態写真を掲載する。

ドイツ・アメリカで一般に行われていた接地繋留である。

この写真も出典は前回と同じである。
K.Marschall氏のイラストではなくモノクロ写真に着色したもののようである。
撮影日時・場所は判らない。

前回の空中繋留と較べると、接地繋留(地上繋留)では広大な所要面積と多数の地上支援要員を必要とするが人員・機材の積み卸しが容易で、船体姿勢保持が易しかった。

写真のLZ-130であるが、現在一般には「グラーフ・ツェッペリンⅡ」と呼ばれているがこれは初代のLZ-127と区別するためであり、船名は「Queen Elizabeth 2」や「飛鳥Ⅱ」のように「Graf Zeppelin Ⅱ」などではなく「Graf Zeppelin 」であった。

レークハーストの大惨事で爆発炎上した「ヒンデンブルク」の同型船である。

あの事故のあと、やっとアメリカがヘリウムを供給しヘリウム船として完成したが目立った活動もなくまもなく解体されてしまった。


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