2006年10月25日
(飛行船:126) ツェッペリンアルバム( Appendix Ⅰ) 記念コイン
いま連載しているドイツ Sanct George タバコカードのアルバムはサイズが24cm×34cm、54ページである。
そのアルバムに4cm×6cmのタバコカード265枚と、その中から24枚の11cm×16cmサイズにプリントした写真が添付してある。
タバコカードは177枚目が世界一周飛行記念コイン(写真)で、そのほかはモノクロ写真である。
「LZ-1」 から第一次世界大戦前の写真が34枚(1枚)、
第一次大戦中の軍用飛行船の写真が 18枚(2枚)、
第一次大戦後「ボーデンゼー」などの写真が17枚(1枚)、
「LZ-126:ZR-3(ロサンゼルス)」の写真が 5枚(1枚)、
「LZ-127」の建造過程などの写真が 17枚(1枚)、
「LZ-127」の内装・船内などの写真が 16枚(2枚)、
「LZ-127」出港準備・施設などの写真が21枚(2枚)、
「LZ-127」訪米飛行関連写真が 18枚(1枚)、
「LZ-127」スペイン飛行の写真が 6枚、
「LZ-127」世界一周飛行の写真が 24枚、
「LZ-127」イギリス訪問飛行の写真が 8枚(2枚)、
「LZ-127」南米飛行関連写真が 19枚(1枚)、
「LZ-127」モスクワ飛行の写真が 5枚、
「LZ-127」エジプト訪問飛行の写真が 27枚(4枚)、
飛行船から撮ったドイツ国内の鳥瞰写真が 29枚(5枚)、
の都合264枚(括弧内は中版写真)である。
中に一枚マデイラ諸島の鳥瞰写真(No.131)が重複しているのみで欠番はない。
写真もさることながら、ツェッペリン飛行船製造社の監修になる解説と一般配置図・アコモデーション・プランも貴重である。
「LZ-129:ヒンデンブルク」就航前に発行されており、「ヒンデンブルク」やドイツ以外の飛行船は含まれていないが「LZ-127:グラーフ・ツェッペリン」就航当時の写真は多く含まれている。
ドイツ国内各地の鳥瞰写真や大西洋の孤島、中近東など素晴らしい写真が眼を楽しませてくれる。
建造中の写真も多く、当時の飛行船について各部の構造や施工状況を示す資料としても貴重である。
上空から撮影された写真には解説のないものもあるがこれを推測することも楽しみの一つである。
中には空中から撮影された北ドイツロイドの客船「オイローパ」、練習帆船「グロースヘルツォギン・エリーザベト」、ワイマール海軍の主力ドイチュラント級戦艦「シュレージェン」などの写真も含まれている。
しばらくは楽しめそうである。
写真は第177枚目のタバコカード、「グラーフ・ツェッペリン世界一周飛行記念コイン」である。
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