(旧)紺碧の海

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（寄港地：２６） ロドスタウン

• bremen
• 18:08
• カテゴリー:寄港地

ロドスタウンは現在ロドス島の首都であるが、古代の３都市カミロス、イアリソス、リンドスに較べると新しく建設された街である。

カミロス、イアリソスは遺跡だけを残して寂れ、リンドスは村全体が考古学遺跡に指定されている。

ロドス島の東北端にあるロドスの街は城壁に囲まれた旧市街と、２０世紀になってその外に作られた新市街に分かれている。

港も２つに分かれているのが面白い。

「クリスタル・シンフォニー」が接岸したのはコマーシャルハーバー西岸壁であった。
ここにはイミグレーションセンターもあり、キクラデス諸島・クレタ島・ピレウスなどと連絡する船が出入りする。

トップの写真がその船上から撮った写真で正面に見えるのが旧市街を囲む城壁である。

このコマーシャルハーバー自体が遺跡で、砦や風車小屋や囲壁がそのまま残っており、その周りに港湾施設が営まれている。

岸壁の先端には休む間もなく人とトレーラーを満載した大型フェリーが発着し、傍には牽引車が待機していた。

コマーシャルハーバーのすぐ西に中世からのマンドラキ港がある。

堤防の先端にはセント・ニコラス要塞があり、いまはヨットハーバーになっているマンドラキ港を護っている。
写真を縮尺したので判らないが、北に開いた狭い入口の両側で柱の上の鹿の像が外を向いて立っている。

海上からも城壁に囲まれた旧市街と、その中に聳えるグランドマスターの宮殿がよく見える。

３つの風車の建つ堤防で護られたマンドラキ港の向こうはイタリア占領時代に作られた新市街である。
新市街から空港に至る十数キロはホテルの並ぶビーチ沿いのアメリカ風なリゾート地域でディスコやバーは夜遅くまで賑わっているという。