2006年06月05日
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エーゲ海クルーズ(14) ロードス(4)
聖ヨハネ騎士団グランドマスターの宮殿は、宮殿と言うより強固な要塞である。
この障壁で囲まれた旧市街がそっくり世界遺産に指定されている。
スレイマンモスクから壁に沿ってオルフェオス通りを行くと突きあたりの障壁に小さなゲートがある。
そこを抜けると宮殿の裏に出る。
木陰で涼しい風の抜ける良いところである。
この辺りにはイーゼルを立てて似顔絵を描く絵師たちが並んでいる。
観光客もそれを眺めながら涼をとっている。
さらに進んで行くと左手(西側)に裏門がある。
恐らく、緊急時に備えた非常用脱出口であろう。
門の外は障壁に囲まれた空堀であった。
追っ手の矢弾から護るように胸壁が続いていた。
郭の内側にも空堀が設けられていた。
木が生えているところが空堀である。
突き当たりまで行ってみた。
そこは宮殿の裏壁であった。
この宮殿は聖ヨハネ騎士団によって築かれ、永年トルコの占領下に置かれ、第一次世界大戦のあと、イタリアに占領され、修復された。
その当時、ムッソリーニが別荘として使用していたこともあると言う。
宮殿は夏は8時から19時まで、冬は15時まで入場見学することが出来る。
火曜日・土曜日には城壁ツァーも行われていると言う。
単独のチケットのほか、考古学博物館や修道院などと共通のチケットもあるようである。
「クリスタル・シンフォニー」は20日(土)18時にクシャダシ(トルコ)に向けて出港した。
日没は20時11分であった。
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