2006年05月28日
エーゲ海クルーズ(6)「クリスタル・シンフォニー」乗船
アテネの外港ピレウスは首都の南東約10kmにある。
我々は街を見ながら車で移動したが公共交通機関では地下鉄が便利らしい。
ピレウスには客船ターミナルのある国際港(?)と別にゼア、ミクロリマノと呼ばれる古くからのローカルな港もある。
ガイドブックによればゼアには考古学博物館・海軍博物館もある。
ピレウスの西側に入り込んだ国際的商港に「クリスタル・シンフォニー」は繋岸していた。
スーツケースに部屋番号を記入したタグの付いているのを確認してクリスタルデッキ(5デッキ)のレセプションの前に並んだ。
ここで一人ずつ撮影して顔写真入りの乗船カードを作って貰った。
カードにはレセプションで撮った顔写真のほか、氏名・船名・乗船港・下船港・出港日・航海次数のみ記入されておりキャビン番号などは表示されていない。
カードキーになっているので紛失時の被害を防止するためである。
この方式は「クィーン・エリザベス2」が従来からとっている方式であるが我々にとってクリスタル・クルーズでは初めてであった(第一回参照方)。
乗下船時にバーコードリーダーで認識させるためのバーコードも大きく読みとりやすくなっていた。
キャビンはプロムナードデッキ左舷側後方の7094号室である。
左舷側救命艇6号と8号の間で視野の妨げにならない良い部屋である。
プロムナードデッキを歩く人も居るがプロムナードからはステップ数段の段差がついているので視界を遮るものはない。
ちなみに船ではライフボートもキャビンも右舷が奇数、左舷が偶数番と決まっている。
「クリスタル・シンフォニー」では7096と7098の間(右舷側は7097と7099の間)にプロムナードに降りるエントランスがあるので便利な位置である。
スーツケースは部屋に届いていた。
部屋の広さは約19平方m、明るくて快適である。
その日の船内新聞「リフレクションズ」とファックス新聞「U.S.A.TIMES」「共同ニュース」が入っていた。
窓のカーテンを開けると大きなクルーズ船の姿が目に飛び込んできた。
ロイヤル・カリビアンの「ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ」(9万総トン:乗客定員2112−2500名)である。
早速リドデッキに上がってピレウス港を眺めてみた。
島通いのフェリーに派手な vodafone の広告を塗装しているものがいた。
船首側に歩きサンデッキから「ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ」を撮ろうとするが近すぎてファインダーに入りきれない。
リドデッキに降りてパームコートに行った。
先客は居たがまだ静かなものである。
取り敢えず乗船を祝してシーバスのソーダ割りで乾杯した。
Jは当日お薦めのカクテルではなかったかと思う。
船内新聞リフレクションズによれば18時15分からライフボートドリルがあるが時間があるので部屋に戻って休息しよう。
本日の日没は20時32分、出港は深夜24時である。
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