2006年04月13日
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(ブルーネル:14) グレート・ブリテンの切手
イギリスで発行された船舶の切手シリーズの「グレート・ブリテン」は、ブルーネルが「グレート・ウェスタン」に次いで建造したプロペラ推進の鉄船である。
この船は1843年にブリストルで進水して以来、保存船として復原された今日まで何度か帆装を変えているが、この絵は新造時の6本マストの状態で描かれている。
通常は帆走し無風状態では蒸気機関で暗車(スクリュウープロペラ)を駆動した。
純然たる商船で大砲など積んではいないが舷側は砲門のような塗装が施されていた。
建造から10年後に勃発したクリミア戦争ではマストを3本にし横帆に変更し兵員や軍馬の輸送に従事し、さらにその後蒸気機関とボイラーを撤去して帆船として小麦や石炭を輸送した。
1886年にホーン岬で時化に遭いマストも失った状態でフォークランドに放置されていたが1970年に再発見され現在生まれ故郷のブリストルで保存船になっている。
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