2006年04月09日
(寄港地:21) 神戸
神戸は大好きな街である。
寄港地にはもう載せているものと勘違いしていた。
見出しの写真は昨年暮れに最後に乗った「飛鳥」のベランダから撮ったポートアイランドである。
ポートターミナルからワールドのビルやポートピアホテル、それに市民病院などの建物が見えている。
ポートアイランドといえばポートピアランドが先月末で閉園した。
昨日はこの沖に開港した神戸空港にバリケードを突破した車が入って走り回ったという。
神戸に関しては書きたいことも沢山あるが、今回はアイルランド風のパブとレストラン船コンチェルトについて載せてみる。
大丸神戸店の東側に小さなパブがある。
樽のギネスやキルケニーを飲ませてくれる。
勿論、フィッシュ&チップスもある。
歩道から地下に降りる階段の先に日本風ビアホールがある。
そのカウンター前の右手のドアを押すとそこがパブである。
以前はアイルランド人かカナダ人か知らないが、ギターを弾きながら歌う白人も居たし、カウンターの隣りに座ったインド人と知り合ったこともある。
ここをやっていたサッポロライオンが手を引いて今は別の経営になっている。
大阪にも良いパブがあったが、そこも神戸より早く店を畳んでしまった。
ちょっと残念である。
私が住んでいる街にも樽のギネスが飲めるパブがあるが、神戸や大阪に行ったときの楽しみだっただけに残念である。
神戸ハーバーランドから出航しているレストラン船「コンチェルト」も良い。
この船は以前、大阪で「シルフィード」として運航されていたが採算割れで繋留されてしまったものを神戸の企業が引き取ったものである。
ランチクルーズもあるがやはりディナーが良い。
この船には上のデッキで中華バイキングも営業しているようであるが船尾のカウンターに行った。
一昔前の主力艦は艦尾に艦長室があり、艦尾外舷にスターン・ウォークがあった。
艦長室で執務していた艦長が気分転換や眠気覚ましに潮風を浴びながら散歩する小さなプロムナードである。
「コンチェルト」の船尾には鉄板焼きコーナーがある。
艫の窓からハーバーランドのMOSAICも見える。
このコーナーには我々のほかに若いカップルが居た。
シェフは食事の進捗みかたを見ながらサイコロステーキや野菜を焼いて良いタイミングで皿に盛りつけてくれる。
なかなかのパフォーマンスである。
船は神戸港から明石大橋辺りまで行ってゆっくり帰ってくる。
日はとっぷり暮れて明石大橋の電飾が見事である。
カウンター越しに海を見ながらゆっくり食事をするのは良いものである。
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