2006年04月19日
Hundert Jahre HADAG-Schiffe 1888-1988
先日、表記書籍を入手した。
HADAG とは die Hafendampfschiffahrt-Actien-Gesellschaft の略称である。
HAPAG は良く知られているように Norddeutcher Lloyd と双璧をなす Hamburg-Amerikanische Paketfahrt-Actien-Gesellschaft の略称であるが、HADAG は初めて見る社名であった。
所蔵図書の中に著者の Arnord Kludas 氏の著作もある。
A4横組みのハードカバーで " RECORD BREAKERS of the North Atlantic " である。
Blue Riband Liners 1838-1952 という副題のついた素晴らしい本で、写真やポスター、客船の絵画やイラストなど高品質の図版が掲載されている。
William H. Miller,Jr. 氏は客船関係の書籍を多数執筆してるがその著書のなかで Kludas 氏のことをドイツで最も偉大な海事歴史家と頌えている。
Kludas 氏は40冊以上もの海事関連書籍を執筆している。
上記 "RECORD BREAKERS" は英文で記述されているが、"HADAG" は独文である。
カバーに印刷された略歴によると
『1929年にハンブルクで生まれ、多くの海事関係著作を通じて国際的に評価されている。
20年以上にわたってハンブルクの Blohm + Voss 造船所に勤務したあと、1976年からはオルデンブルクのスタリンク出版社の蔵書担当学識職員としてブレーメルハーフェンのドイツ海事博物館で従事している。』
(Arnord Kludas, 1929 in Hamburg geboren, gewann durch seine zahlreichen maritimen Sachbuecher internationale Anerkennung. Nach mehr als 20 Jahren Taetgkeit fuer dieHamburger Werft Blohm + Voss unt den Oldenburger Stalling Verlag leitet er seit 1976 als wissenschaftlicher Mitarbeiter die Biblothek des Deutchen Schiffahrtsmuseum in Bremerhaven.)
HAPAG は現在、北ドイツロイドと合併し、HAPAG-Lloyd としてドイツを代表する海運会社になっている。
同書には魅力的なカラーページもある。
そのなかからポスターを一枚掲載した。
「HADAG で花見に行こう」というもので、『J.F.Horst Koenigコレクションから』注釈がついている。
ドイツでも春には花見をするらしい。
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