2006年03月08日
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シンポジウム
日本船舶海洋工学会のシンポジウムのため。呉の大和ミュージアムに行ってきた。
久しぶりの呉は様変わりしていた。
駅前広場に面して大きな5翼のプロペラが設置されていた。
背景に見えるのは呉阪急ホテルである。
そこから陸橋で呉線を跨ぎ、南側に渡ると大和ミュージアムがあった。
正面右手には戦艦「陸奥」の砲身が置かれていた。
東京の船の科学館の正面にも同じものが置いてあったような気がする。
戦艦に限らず、砲身は消耗品で既定回数の砲撃を行うとライフル溝が摩耗するので取り替えられる。
隣に見えるのは呉中央桟橋の建家である。
広島と松山や今治を結ぶ瀬戸内海横断航路の中継点である。
開演少し前に講演会場「大和ホール」に入った。
上の写真の陸奥の砲身の傍の区画である。
シンポジウムの名称は「日本船舶海洋工学会西部支部シンポジウム:造船日本の明日を切り拓く構造設計技術者のためのシンポジウム−過去に学び、将来を考える−」である。
ちょっと長すぎると思う。
講演は三菱OBの阪井大輔氏、IHIOBの笹島 洋氏、それに大島造船所の野中眞治氏の3名である。
阪井氏の講演題目は「構造設計者が目指すもの」、笹島氏は「構造設計技術者の陥るあやまちと苦境からの前進」、野中氏は「原点に戻って考えよう」であった。
休憩を挟んでパネルディスカッションが組まれていたが3人の講演が済んだところで退席し帰途に就いた。
3人のなかでは阪井氏の講演が面白かった。
彼は第二の人生の夢として世界中を歩き回ることを目標にしているようで退職後1〜2年でタイのチェンマイに別荘を建て、フランスのリビエラ(コートダジュール?)の別荘と交換していると話していた。
今回もチェンマイから飛来したらしい。
彼とは現役時代短期間ながら一緒に仕事をしたことがある。
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