2006年02月14日

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(飛行船:30) LZ127 グラーフ・ツェッペリン

DivoiresZ127.jpg

27/28/29回と同じシリーズのコートジボアールの切手である。

LZ127「グラーフ・ツェッペリン」は最も広く知られている飛行船である。

1928年7月8日、ツェッペリン伯爵の90歳の誕生日に彼の名にちなんで命名され、9月18日に初飛行を行った。

10月に乗客20名と62000通の郵便物を載せてフリードリッヒスハーフェン・レークハースト(ニューヨーク郊外)約1万キロを往復した。
このとき空輸された絵葉書が私のコレクションに含まれている。

同船は引退する1937年までの9年間に590回の飛行を行っている。

特に1929年8月1日から9月1日までに、レークハースト・フリードリッヒスハーフェン・東京・ロサンゼルスを結んだ世界一周飛行は最も華やかな飛行であった。

1932年からドイツとリオデジャネイロ間を定期運航し、旅客と郵便物を空輸した。
32年・33年に9往復、34年・36年に12回、35年には16回無事故で往復している。

この就航実績に自信を得て、1935年にツインキャビン25(就航後キャビンを35に増設)の「ヒンデンブルク」(LZ129)を建造した。

切手にはピラミッドとスフィンクスの上空に「グラーフ・ツェッペリン」が描かれているが、エジプトにも何回か訪れている。


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