2006年02月11日

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(飛行船:29) LZ120 ボーデンゼー

DivoiresLZ120.jpg

27/28回と同じシリーズのコートジボアールの切手である。

LZ120「ボーデンゼー」は第一次大戦に敗れたドイツが1918年に完成させた旅客用硬式飛行船である。

旅客定員20名・ガス容量2万立米の小型であったが、フリードリッヒスハーフェンとベルリン西郊のシュターケンとの間600kmを結ぶ6時間の航路に就航し、就航した8月からシーズンオフの12月までに100回以上運航された。

料金は450マルクと高かったが予約は1週間先まで満席で、立ち客を乗せて飛んだこともあったという。

スウェーデンのスベンスカ航空と国際空路を開設しようとストックホルムにも2度往復しているが、大戦の賠償としてイタリアに譲渡され「エスペリア」と改名された。

イタリアでは陸軍の所管となったが目立った活躍もなく1928年に解体された。

流線型の船体形状、十字尾翼などツェッペリン飛行船としての形態が完成されている。


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