2006年02月02日
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(船舶の絵葉書:14) エンプレス オブ ロシア
この絵葉書は前回(1/29:13回)の「モーレタニア」の絵葉書と一緒にマージーサイド海事博物館で求めたものである。
描いた画家も「モーレタニア」と同じジェームズ S.マン である。
「エンプレス オブ ロシア」は処女航海でスエズ・香港を目指してリバプールを出港した。
1913年4月1日のことである。
この絵はその情景を描いたものである。
カナディアン パシフィック汽船の客船は エンプレス オブ XX と命名され船体を白く塗装していた。
「エンプレス オブ ロシア」はスコットランドのグラスゴウで建造され1913年に竣工した、総トン数16810トンの4軸タービン船であった。
バンクーバー・極東航路用に建造されたが第一次世界大戦では仮装巡洋艦、軍隊輸送船に使用された。
両大戦の間は極東航路に就航していたが、第二次世界大戦ではまたも軍隊輸送船となった。
1945年にバーローの造船所で整備中に火災となり、翌年解体された。
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