2006年01月23日
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(寄港地:20) アカプルコ
1997年、サンフランシスコ・ロサンゼルスからメキシカンリビエラのクルーズに乗った。
初めての「クリスタル・シンフォニー」乗船であった。
カボ・サン・ルーカス、マザトラン、シワタネホと寄港してアカプルコで下船した。
船は砦の傍に接岸し、そこで下船した。
アカプルコ観光の途中でケブラーダのテラスでメキシコ料理の昼食をとった。
ガイドが、食事中「さあ、飛びますよ」と言うので海を見たら崖の上や中腹に人が立って手を挙げている。
波の寄せてくるタイミングを計っているのか、気持ちを静めているのかなかなか飛ばない。
やがて意を決したように飛び込んだ。
食事中に結局、3回飛んだと思う。
対岸には多くの見物人が集まっていたし、海にはどこから来たのかモーターボートも数隻浮いていた。
間もなく、赤銅色の青年が濡れた身体のままテーブルの脇に来た。
ニコニコしている彼らは小柄であった。
いま飛び込んだばかりの青年は観光みやげにパンフレットを売っているのである。
A5版ほどの30頁あまりの冊子である。
1冊貰うとジャンピング写真のページに’97年8月16日と日付を入れてサインしてくれた。
ホセ君であった。
写真の中央でテーブルの並んだテラスが食事をしたところで、その左手が飛び込み台である。
ジャンプの前に祈りを捧げるマリア像がある。
その対岸が見物人の観覧台である。
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