2006年01月11日
(長崎紀行:6)ビクトリア宿泊
- bremen
- 17:58
サンデッキから湾口を望む。
手前は隣接する造船所で定期点検や修理を行う船で手前は水産庁の調査船、向こうの黒い外輪船はハウステンボスの「観光丸」である。
遠景はこの月開通したばかりの女神大橋でさらにその向こう三菱長崎造船所の香焼工場が見える。
写真の右端は対岸の飽浦工場である。
戦艦武蔵や客船浅間丸・龍田丸などを建造したガントリークレーンは戦後撤去され建造ドックになっている。
船尾ブリッジから長崎市内方面を見た。
露天のブリッジにはエンジンテレグラフが壊れたまま残されていた。
これで機関室と連絡し主機を操作するのであるが慣性の大きな船は指令を出して船体がそれに追従するまでのタイムラグが大きいので慣れるまでは大変である。
左舷側は第7管区海上保安本部の長崎海上保安部である。
大浦天主堂やグラバー邸はすぐその山手である。
飽浦の艤装岸壁では大型自動車運搬船と球形タンクを搭載したLNGタンカーが艤装中であった。
一昔前のような船らしい形の船が少なくなった。
以前は貨物船にもシアと船首のフレアの美しい船が多かった。
いや、当時の航洋船はみなそれなりの美しさがあった。
それに当時は艤装岸壁に二重に繋船しても間に合わず沖のブイに繋留されていた。
時代の変わりを感じざるを得なかった。
自動車運搬船の船首に見えるクレーンの向こうに長崎造船所の本館が白く輝いていた。
造船ブームの頃に建造された建物である。
在職中出張で来たことがある。
LNG船の背後に見える展望台は稲佐山である。
ビクトリアでは閉館の直前ファイナルダンスパーティと称してダンスパーティが催された。
このパーティのために鹿児島からマイクロバスで来たグループもあった。
これがその会場になったフロアである。
雪が降り出した。
五島からのフェリーが入港してきたが上空は雪で覆われていた。
ビクトリアのエントランスである。
右にその主船体が見える。
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