2006年01月11日

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Cruising & Cuise Ships 2006

Berlitz2006.jpg

今日、申し込んでおいた D.ワード著:クルーズ年鑑2006が届いた。

表紙は「飛鳥Ⅱ」である。
もちろん「クリスタルハーモニー」の写真で、ファンネルマークだけ白く塗りつぶしている。

昨年からカラーページが増えているが昨年に引き続き、見開きで「クィン・メリー2」の解剖図を載せている。

今年6月に竣工する「フリーダム オブ ザ シーズ」(158000GT)を含めると10万総トンを越えるクルーズ船が24隻になる。
私はあまり大きな船は好きではない。
一昨年竣工した「クィーン・メリー2」(148528GT)よりも1969年竣工の「クィーン・エリザベス2」(70327GT)の方が好きである。

本文記事では身体的にハンディキャップを抱えた人に対応した船の項で「飛鳥Ⅱ」が挙げられていた270隻中Aクラスと評価されていたことが目をひいた。
A,B,C,Dの4段階の最上級で、Aクラスと評価された船は27隻しかない。
これは、前身の「クリスタル・ハーモニー」の実績を見ての評価であろうが、設備や施設の問題ではない。
いくら設備が整っていても心が通わないと意味がない。
要目表を見ると「クリスタル・ハーモニー」のときは7室あった車椅子用の部屋が4室になっている。
部屋の数の問題ではないが、乗組員と乗客のホスピタリティがAクラスを実現して欲しいものである。

肝心のランキングでは、大型船と中型船の境界が1000人から1200人に変わった。
「シーボーン」のような小型船は別扱いにするのは判るが、中型と大型を分ける必要性はないと思う。

大型・中型で5スターは2005年度版と同じく5隻(「クィーン・メリー(グリル級)」「クリスタル・セレニティ」「クリスタル・シンフォニー」「セブンシーズマリナー」「セブンシーズボイジャー」)で変わらない。
「飛鳥Ⅱ」「アマデア」はもちろんNYRである。

日本船では「ぱしふぃっくびいなす」が4スタープラスから4スターに変更になり、「にっぽん丸」は3スタープラスで変更はなかった。

ワード氏の精力的な評価には敬意を表すが、船の設備・施設・イベントなどのほかに乗組員・乗客のホスピタリティやマナーとか社交性など客層を定量的に表す指標があればランキングでもう少し違った結果が出るのではないかと思っている。

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