2006年01月19日
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(客船のメニュー:21) Cunard:Aquitania (1948/7/1 Luncheon)
ことしもFさんから素晴らしいコレクションを戴いた。
最初に「アキタニア」のメニューを紹介する。
「アキタニア」はキュナードの最後の4本煙突船であった。
クライドバンク(スコットランド)のジョン・ブラウン造船所で1914年に建造された。
サザンプトン・ニューヨーク航路用に建造されたが、第一次大戦では仮装巡洋艦や兵員輸送船として働き、大戦後はキュナードの客船として就航していたが、第二次大戦でも徴用されて1939年から10年間兵員輸送に従事した。
キュナードの北大西洋航路に戻ったのは1948〜49年で、1950年にスコットランドでスクラップになっている。
このメニューは最後の大西洋横断航路に復帰して間もない終戦直後の
1948年7月1日(木) "Dominion Day" のランチメニューである。
表紙に描かれている船は「モレタニア」であるが、勿論ブルーリボンホルダーの「モレタニア」ではない。
「クィーン・メリー」と「クィーン・エリザベス」のバックアップのような客船である。
リバプール対岸のキャメルレアードで建造され、1939年に竣工した総トン数3万5千トン級の2軸タービン船である。
この船も1939年から46年まで兵員輸送に従事していたが、1947年から65年まで北大西洋航路に就航し65年か66年にスコットランドでスクラップになっている。
絵の下に「新モレタニア」と注記がある。
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