2005年12月23日
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久々の飛鳥クルーズ(8) 飛鳥ラウンジ
飛鳥ラウンジにもクリスマスツリーが飾ってあった。
ここは往時の客船の雰囲気を再現してる、好きな場所の一つである。
進水後海軍に買い取られ航空母艦「隼鷹」となった27700総トンの欧州航路客船「橿原丸」の完成予想図が掲げられている。
「飛鳥」は28171総トンのクルーズ客船として竣工したが戦後始めて建造する客船の大きさを決める際、日本郵船幹部の脳裏にはこの「橿原丸」級の2万8千トンが浮かんだことであろう。
その油絵の額の下に暖炉が設けられている。
しかしここで実際に火を焚くことは出来ない。
船では火災予防のため火を使うことは禁じられている。
これはギャレー(厨房)も同様である。
ギャレーでは加熱調理には電子レンジや電熱器が使用される。
従って日本料理屋フランス料理は提供できても本格的な中華料理は望むことが出来ない。
高温の油で炒めたり揚げたりする料理は無理なのである。
ついでながら昔の船のような配膳台はない。
「飛鳥」の場合、洋食だけでなく和食も用意しなくてはならないので、種類や形の多様な和食用食器の収納は大変であろう。
また脱線してしまった。
飛鳥ラウンジに戻ろう。
このラウンジの奥の一角にライブラリーがあり、カウンターには貸し出し帳もある。
このコーナーの船首側は和室「遊仙」があり、茶会などが出来る。
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