2005年11月14日
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飛行船から見たハンブルク
ハンブルクはエルベ川に、その支流アルスター・ビッレが流れ込むところに出来た河港で、その起源は1000年もそれ以上も前のことだと言われている。
川口のクックスハーフェンから56浬、5時間も溯ったところである。
こんな内陸のベルリンに次いでドイツ第2の大都市に、多くの岸壁や係船堀があり、固定クレーンは数百基に及ぶ。
内陸の河岸に大型船の荷役岸壁や係船堀が多いので、多数の係船杭が設置してあることもこの港の特徴である。
ここは干満の差は少ないが、風や水流で船舶が振れ廻ると事故が起きるので係船杭に船体を係留して荷役を行うのである。
市街地の教会・市庁舎などの建築家屋や尖塔と船舶の煙突やマストが共存する風景をこの目で見たいと思っている。
この街は、先の大戦でB29の猛爆撃により徹底的に破壊された。
埠頭上屋の9割、クレーンの8割、倉庫・港湾鉄道の7割が一夜の爆撃で瓦礫となった。
絨毯爆撃と言う言葉はハンブルクの壊滅を表す表現として初めて用いられたと言われている。
この写真も大戦前にツェッペリンの飛行船から撮影されたものであり随分様子が変わったのであろう。
ハンブルクの街だけで州をなすハンザ同盟都市の伝統を誇りにしていると聞く。
今はエルベ川の南岸にはエアバスの大型航空機工場もある。
ハンブルクに行くときには、是非ブラームス博物館も訪ねたいものである。
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