2005年11月04日
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(客船のポスター:APPENDIX−3)マン島の切手に描かれたQE2
この切手は1993年にマン島で発行された。
マン島はイングランドとアイルランドを隔てるアイリッシュ海に浮かぶ淡路島ほどの小島である。
オートバイレースなどで知られるマン島はイギリス(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)の一部ではなく自治権を持っており、外交と軍事は英国政府に委託しているが毎年その代金を支払っている(ウィキペディア)。
従って通貨もマンクス銀行の発行するマンクス・ポンドで、公用語もマン島語と英語とされているがマン島のゲール語であるマン島語は19世紀に途絶えてしまったらしい。
この切手はマン島の連絡船を描いたシリーズの1枚で「モナズクィーン(5代目)」を描いたものである。
1990年の情況を描いたもので背後ににマージー河に入港してきたキュナードの「クィーン・エリザベス2」が停泊している。
「QE2」はその3年前、ドイツの造船所で大改装を行い、主機をタービンからディーゼルに換装したため煙突が太くなり、ペントハウスが増設されている。
この改装で総トン数は7万トンを超えてしまった。
同船の船首端の先にリバプールの象徴リバービルディングのツインタワーの一つが見える。
シリーズの切手には2本煙突の堂々とした外輪船「モナズクィーン(2代目)」や「レディオブマン(初代)」などが描かれている。
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