2005年10月25日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
(寄港地:16) リバプール
これも1999年8月に「クリスタル・シンフォニー」で英国諸島をクルーズしたときの写真である。
その1年前、イングランドのノッチンガムに1ヶ月滞在したときは陸路ここを訪れたが、次は海から来たいと思っていた。
それが実現したのである。
「クリスタル・シンフォニー」はスコットランドのインバーゴードンからブリテン島の北をまわってマン島をかすめてマージー河口に到達した。
船が大きくて接岸出来ないので沖に停泊したが、川底がヘドロで錨が利かないためサイドスラスタ・バウスラスタを使って位置と船の向きを調整していた。
この日は風雨が強くて川面に白波が立っていた。
渡船乗り場からテンダーに乗って本船の近くまで戻ってきたが、風のため操船がままならずしばらく待たされている時に撮った。
最近のクルーズ船の例に漏れず、高い上部構造が良く判る。
本船の船尾にツインタワーの建物が見えるのがリバプール港のシンボル的建造物ロイヤル・リバー・ビルディングである。
その横のキュナード・ビルディングとドームを戴いたリバプール港湾ビルディングとあわせて「ザ・スリー・グレース」と呼ばれている。
写真を縮小したので分かり難いがタイタニックを運航していた当時のホワイトスター社の煉瓦立ての社屋も写っている。
対岸にはキュナードの客船「モレタニア(2代目)」やロイヤル・ネイビーの航空母艦「アーク・ロイヤル」などを建造したキャメル・レアードの造船所が残っていた。
"(寄港地:16) リバプール"へのコメントはまだありません。