2005年10月08日
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(ブルーネル:10) 復元工事中のグレート・ブリテン
この絵葉書は、ブリストルのグレート・ウェスタン・ドック内で復元工事中のグレート・ブリテンである。
1839年7月にこのグレート・ウェスタン・ドック内で起工され、1843年7月に進水した同船は1845年の1月から5ヶ月ロンドンに停泊し、この間ビクトリア女王も見学されたと言われている。
その年の6月にリバプールに回航されここで、一般市民に公開された後7月26日にニューヨークに向けて出港した。
このときの乗客45名、搭載貨物は600トンであった。
ニューヨークでの見学者は2万人を越えたと伝えられている。
その後、北大西洋横断航路や豪州航路で活躍していたが、1886年に帆船として南米ホーン岬で時化に遭い、フォークランド島で石炭や羊毛の倉庫として使われた後長い間忘れ去られていた。
1970年に廃船状態で発見され、生まれ故郷のブリストルに曳航されドック内に保存され、部分的に公開され博物館やレストラン、イベント会場などに使われたりしながら復元工事が進められ、今年の7月に建造されたそのドック内で本格展示が開始されたことは前回報告した。
この写真は復元工事中の状況を示すもので、グレート・ブリテン・プロジェクトの提供によるものである。
現在はドック内の喫水線レベルに透明な素材で枠を組み水を張って、いかにも水面に浮いているように展示されている。
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