2005年08月31日
(客船のメニュー:11) P&O AURORA(2001/3/10)
この日「オーロラ」は香港(九龍・尖沙咀のオーシャンターミナル)を午前0時に出港した。
このときの、デッキから眺める夜景は素晴らしかった(「寄港地:2」の写真参照方)。
この後は3日余り航行して我々の下船するシンガポールへ向かう。
ドレスコードは3回目の「フォーマル」である。
今まで、ディナーのメニューばかり書いてきたので、この日の朝食・昼食をご披露しよう。
リドデッキの広い展望レストラン「オランジェリー」では室内と屋外にテーブルが用意されており、朝食はフル・ブリティッシュ・ブレックファスト、昼にはビュッフェのサービスをしているが、航海日の朝食には「お粥と味噌汁」も準備してくれる。
勿論、和食と洋食をハシゴしようとフルーツや飲み物をお代わりしようと勝手である。
航海日の昼には冷やしうどん・きしめん・そばもここで摂ることが出来る。
Dデッキ(8デッキ)のカフェ・ボルドーは24時間オープンで、朝は朝食・ブランチ、昼間は通常のメニュー(パスタなどは一人では食べきれないほどなのでご用心)、夕食時はディナーが用意される。このときだけカバーチャージのサインが必要である。
チップやテーブルチャージなどはクレジットカードを登録しておけば下船時には部屋に届けられる明細書を確認するだけで手間は掛からない。
中華料理やカレーなどはいつでも何処でも食べられるが、船内新聞を見ると「うなぎ丼」などを用意する日もある。
アメリカ人の好きなホットドッグもソフトクリームもリドデッキなど「ご自由にどうぞ」と言う感じである。
欧米人はよく食べる。
食前食後に何か食っている。
回数だけでなく量も日本人と違う。
①朝食前: コーヒー(とヨーグルトやサンドイッチ・フルーツ)
②朝食: チャイニーズでもイタリアンでも何でもあり
③午前のティータイム:クッキーもカナッペも食べる
④昼: カレーでもヌードルでも(昼食もディナーのようなメニューあり)
⑤午後のティータイム:ゆっくり時間をかけて楽しむ
⑥ディナー: (別項参照)
⑦夜食: 23時ころから0時過ぎまで賑わう
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さて、この日の夕食のメニューは
◎前菜
海の幸のリゾット
パインナップルのカクテル、ミント添え
チキン、杏入りカレー風味のサラダ
◎スープ
トマトとほうれん草のクリームスープ
ラム肉と麦入り根菜のスープ
◎主菜
アスパラガス詰め舌平目、白ワインソース
ローストビーフ、グレービーソースと洋辛子添え
チキン入りクリームカレー、ライス&チャパティ添え
ハムステーキ、桃とパセリのソース
ポテトと洋ねぎ入りパイ
◎デザート
クリーム・ペストリーのマーマレードソース
チョコレートとミントのパフェ
しょうが風味のカスタード・クリーム菓子
フルーツサラダ
アイスクリーム各種(バニラ・スロトベリー・キウィ・・・)
メロン・シャーベット
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メニュー表紙の絵柄はP&Oの客船に戻っていた。
九龍で荷役中の「Devanha」である。
1906年にスコットランド・グリーノックで建造され、P&Oのインド・極東航路に就航していた。
総トン数8092トン、乗客定員240名である。
描かれたのは1912年とされるが、第一次大戦で兵員輸送船として豪州兵を運んだ後、病院船になったとされている。
極東航路に戻った後、1928年に日本でスクラップされている。
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