2005年08月29日
ダンス教習メモ(2)
教師はステップを次々と教えてくれるが、姿勢や身体(筋肉)の使い方やパートナーのリードなどは教えて貰った記憶がない。
時々、「下を見ないで」とか「おなかを引っ込めて」とか言うこともあったが次回には何も言わなかったりして初心者には何がいけないのか理解できなかった。
こちらも、公民館ダンスに行くわけでもなく、相手は何時も教師なのでこんなものかと思っていた。
年が明けて、2月にはエレメンタリー2級(モダンはワルツ、ラテンはスクェアルンバ?)を認定して貰った。
何度か面白くなくてやめようかと思ったが、1年近くやっていて挫折するのは癪だから気を取り直して通ったものである。
3月にはエレメンタリー1級(モダンはワルツとタンゴ、ラテンはキューバンルンバとチャチャチャ?)を受けた。
認定証と別に成績も知らせて貰ったが、段々下がってゆくような気がしたものである。
意欲もなくなってしばらく休んだり、教師に思っていることを伝え相談したが「いまは続けることが大事」と言われてまた通い始めたりした。
身体(筋肉のの使い方、姿勢、その他)の使い方について指導することもあったが、前回指摘したことを次回全然忘れたように何も言わなかったりすることがよくあった。
本当に未経験の入門者だから、矯正すべき点が多いのは判る。
思いつきやその時の気分で言っている感じで「この受講生のこの欠点を直してやろう」とか「この基本を身につけさせよう」とか教師としての意図が理解できなかった。
時々思い出したように指摘されても、次回はにこにこして見ているのであるから「次回までに直そう」とか「習得しよう」という気にもなれなかった。
自分がある程度踊れると言うことと、それを人に(全く経験のない入門者に)教えることが出来ることとは無関係であると今になって判るような気がする。
水泳でも野球でもスキーでも矯正すべき点を見つけたら如何に指導したら矯正できるのかを伝えることが肝要である。
「そこはヒールで出る」とか「トウで出ては駄目」と言っても、身体のライズもフォールも身に付いていない入門者は足元を気にするだけで根本的な問題解決にはならない。
ある時のメダルテスト当日の事前練習のときに、その教室の経営者(夫人)が「(トウで出るべき処を)ヒールで出ている」などと指摘してくれたことがあった。
あまり判らないのでダンスのウェブページなどを見ていると「次々と新しいステップを教えたり、前回と無関係なことを教え、本当のコツを教え渋るのは、いつまでも上手にならずに受講生を引き留めておくための常套手段です。」と書いてあるのを見てそんなものかと思った。
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