2005年08月17日

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(飛行艇の時代:23) PAAのクリッパー

PAAClipper.jpg

1940年のPAAのポスターである。

描かれている艇体はボーイングB-314である。

「クリッパーで飛べば遠隔地などない」と言うコピーの通り、アラスカ・ハワイ・アジア・ヨーロッパ・南米・西インド諸島・メキシコ・中米・豪州と行先地域と運航便数が掲げられている。

南米には週に15便、メキシコには毎日3便、西インド諸島には毎日15便などかなりの頻度で運航されていたことが判る。

それぞれのローカルカラーが出た良いポスターである。

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戦争が始まると、戦域の拡大にしたがってパンナムの路線はハワイまで縮小し、海軍の管理下で運航された。

間もなく、米陸軍に4艇(制式名称:C98)海軍に2艇徴用されたほか、BOACにも3艇売却し、軍用輸送艇としてウィンストン・チャーチルなど要人を含む人員輸送に重用された。

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