2005年07月01日
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(飛行船:10) ビクトリア ルイゼ
このシリーズの8回目に「シュヴァーベン」の遊覧飛行のポスターを掲げたが、その翌年・翌々年に建造された「ビクトリア・ルイゼ:LZ-11」「ハンザ:LZ-13」「ザクセン:LZ-17」も遊覧飛行に用いられた。
このポスターは「シュヴァーベン」に続いて定期的に遊覧飛行を行ったときの歴史的ポスターとされている。
この4隻の飛行船は1912年から14年にかけて数千人の遊覧客を楽しませたが、第一次世界大戦の勃発により運航休止となっている。
まだ、飛行機が飛び上がることに精一杯であった当時、航空旅客輸送の先鞭をつけたものとして着目に値する。
また「シュヴァーベン」は、初めて航空郵便を運んだことも注目すべき事項である。
通常の郵便料金に特別料金が加算されていた。
続いて「ビクトリア・ルイゼ」も「ハンザ」も航空郵便を運送している。
これらが十数年後のLZ-127「グラーフ・ツェッペリン」の旅客運送と郵便輸送の布石になっているのである。
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